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全国通訳案内士試験に合格して、ほっとひと息。
でも『次は何をすればいいの?』『登録ってどこに出すの?』と、手続きのところで手が止まる方も多いですよね。
結論から言うと、通訳案内士の登録は、住んでいる都道府県の知事あてに申請して行います。
この記事では、合格証書を受け取ってから登録証が届くまでの流れと、登録したあとの手続きや義務をお伝えします。
通訳案内士の登録とは?合格しただけでは名乗れない
試験に合格しただけでは「全国通訳案内士」にはなりません。
居住する都道府県の知事に登録して、はじめて全国通訳案内士として認められます。
実は、ここを勘違いしている方は少なくありません。
JNTOの施行要領でも、最終合格者が全国通訳案内士として認定されるには、居住地の都道府県知事あてに申請して登録する必要があると書かれています。
観光庁の説明では、全国通訳案内士は国家試験に合格し、「全国通訳案内士」として都道府県の登録を受けた人とされています。
登録すると「全国通訳案内士登録証」が交付されます。
| 段階 | 状態 | 名乗れる名前 |
|---|---|---|
| 試験に最終合格した | 合格証書がマイページで交付される | まだ全国通訳案内士ではない |
| 都道府県に登録を申請した | 審査・手続きの途中 | まだ全国通訳案内士ではない |
| 登録を受けた | 全国通訳案内士登録証が交付される | 全国通訳案内士 |
登録しないとどうなる?
2018年の法改正で、資格がない人も報酬を受けて通訳案内ができるようになりました。
ただし「全国通訳案内士」やそれに似た名前は、登録を受けた人しか使えません。
つまり、登録しないままだと、名刺やプロフィールに「全国通訳案内士」と書けないんです。
名前の決まりは資格がなくても通訳ガイドはできるかの解説でくわしく紹介しています。
登録に期限はある?
『すぐに登録しないと合格が無効になるのでは』と心配になりますよね。
施行要領では、登録に期限はないとされています。
今は仕事が忙しくてガイドをする予定がない方も、合格がなくなるわけではありません。
ガイドを始めたくなった時点で登録を考えても大丈夫です。
とはいえ、いつ登録するかは状況によって考え方が変わります。
自分に近いケースを選んでみてください。
| あなたの状況 | 登録の考え方 |
|---|---|
| すぐにガイドの仕事を探したい | 合格後すぐに申請の準備を始める |
| 新人研修や団体の活動に参加したい | 研修と登録は別なので、並行して進める |
| 今は本業が忙しく、数年先にガイドを考えている | 期限はないので、始める時期に合わせて申請する |
| 近いうちに引っ越しの予定がある | 申請先は住んでいる都道府県なので、引っ越し後の窓口を確かめる |
なお、登録すると5年ごとの通訳案内研修の義務が始まります。
すぐにガイドをしない方は、研修の時期も含めて登録のタイミングを考えておくと安心です。
試験から登録までの全体の流れは、通訳案内士になるまでの流れで確かめられます。
合格証書を受け取ってから登録証が届くまでの手順表
「マイページで合格証書を受け取る」「都道府県の窓口を確かめる」「書類をそろえて申請する」「登録証を受け取る」の4段階です。
ここが大事なところです。
登録の手続きは、都道府県ごとに細かいところが違います。
ですから、大きな流れを頭に入れてから、自分の都道府県のページを読むと迷いにくくなります。
- JNTOのマイページで全国通訳案内士試験合格証書を受け取る
- 住んでいる都道府県のウェブサイトで、通訳案内士の登録を担当する課のページを探す
- 申請の方法(窓口・郵送・オンライン)と必要な書類を確かめる
- 書類をそろえて、都道府県知事あてに新規登録を申請する
- 全国通訳案内士登録証が交付される

この記事では、それぞれの段階を「準備する書類・申請先・その後の義務」の3つの列で並べてみます。
| 段階 | 準備する書類 | 申請先・受け取る場所 | その後の義務 |
|---|---|---|---|
| 合格証書の受け取り | なし | JNTOのマイページ(郵送での交付はない) | なし |
| 窓口の確認 | なし | 住んでいる都道府県のページ | なし |
| 新規登録の申請 | 都道府県が指定する書類 | 居住する都道府県知事あて | なし |
| 登録証の交付 | なし | 都道府県 | 記載事項が変わったら変更の届け出 |
| 登録後 | 研修の受講の記録など | 登録研修機関で研修を受講 | 5年ごとに通訳案内研修を受ける |
申請の前にやっておくと楽なこと
申請の書類そのものより、事前の確認で時間がかかることが多いんです。
例えばこんな準備をしておくと、手続きがぐっと楽になります。
- 都道府県のページをブックマークし、更新日を確かめる
- 窓口に行く場合は、受付の曜日と時間を確かめる
- 郵送やオンラインの場合は、必要な写しやデータの形式を確かめる
- 分からない点はメモにまとめ、担当課に電話かメールで聞く
「登録申請に必要な書類と、郵送で受け付けているかを教えてください」と聞けば、担当の方も答えやすくなります。
合格証書はマイページで受け取る
全国通訳案内士試験では、受験票の公開も結果の通知も合格証書の交付も、すべてマイページで行われます。
郵送での交付はありません。
登録の申請のときに合格を示すものが必要になる場合があるので、合格証書はすぐ見られるようにしておきましょう。
書類は都道府県のページで確かめる
必要な書類は、都道府県ごとに案内されています。
例えば長野県では、郵送で申請する場合に顔写真付きの身分証明書の写しが必要とされています。
手数料がかかる場合も、金額や支払い方法は都道府県ごとに違います。
申請の前に、自分の都道府県のページで確かめてみてください。
ほかの都道府県の案内を読んで、書類をそろえてしまうこと。
登録の申請先は住んでいる都道府県なので、そのページの案内に合わせて準備しましょう。
申請先はどこ?都道府県ごとの窓口の確かめ方
申請先は、住んでいる都道府県です。
ただし、登録の事務をほかの機関に移している府県もあるので、窓口は自分の都道府県のページで確かめます。
観光庁の説明では、問い合わせ先は居住する都道府県庁の担当課です。
ただ、すべての都道府県が同じ形で受け付けているわけではないんです。
| ケース | 窓口 | 確かめ方 |
|---|---|---|
| 多くの都道府県 | 都道府県庁の担当課 | 都道府県のウェブサイトで「通訳案内士」のページを探す |
| 登録事務を移している府県 | 関西広域連合など | 府県のページに移管先が案内されている |
| オンライン申請に対応している県 | 県のオンライン申請 | 長野県は2026年4月1日からオンライン申請に対応(抹消を除く) |
| 外国に住んでいる合格者 | 日本に住む代理人の住所地の都道府県 | 代理人と一緒に窓口へ出向く |
登録事務をほかの機関に移している府県
京都府など一部の府県は、登録の事務を関西広域連合に移しています。
京都府は平成24年4月1日から移管しています。
関西の府県に住んでいる方は、府県のページを開いて、移管先の案内がないかを確かめてみてください。
外国に住んでいる合格者の場合
外国に住んでいる合格者は、日本に住む代理人を定め、その代理人の住所地に登録を申請します。
代理人になれるのは原則として、全国通訳案内士などの手配をしている人か、合格者と手配の契約を結んでいる人(個人または法人)です。
申請のときは、代理人も都道府県の窓口に出向く必要があります。
外国籍の方の受験と登録については、外国人も通訳案内士になれるかの解説も参考にしてみてください。
- 住んでいる都道府県の通訳案内士のページを開いた
- 窓口が都道府県庁か、移管先の機関かを確かめた
- 申請の方法(窓口・郵送・オンライン)を確かめた
- 必要な書類と手数料の有無を確かめた
- マイページの合格証書をすぐ見られる状態にした
登録したあとの手続きと5年ごとの研修義務
登録したあとも、記載事項が変わったときの変更や、登録証をなくしたときの再交付などの手続きがあります。
さらに、5年ごとに通訳案内研修を受ける義務があります。
『登録したら終わり』と思いがちですよね。
実は、登録したあとにも覚えておきたい手続きがいくつかあるんです。
長野県の案内では、手続きの種類は次の4つに分かれています。

| 手続き | どんなときに必要か |
|---|---|
| 新規登録 | はじめて全国通訳案内士として登録するとき |
| 登録事項変更 | 登録証に書かれている内容が変わったとき |
| 登録証再交付 | 登録証をなくした、またはひどく傷んだとき |
| 登録抹消 | 業務をやめたときなど |
例えばこんな場面です。
引っ越しや結婚で、登録証に書かれた内容が変わったとき。
そのときは、登録事項変更の手続きが必要になります。
ほかにも、ツアーの途中で登録証をなくしてしまったときや、水にぬれて文字が読めなくなったとき。
こうした場合は、登録証再交付の手続きを使います。
ガイドの仕事をやめると決めたときは、登録抹消の手続きがあります。
どの手続きも、登録している都道府県の案内で書類と方法を確かめてから進めましょう。
5年ごとの通訳案内研修
全国通訳案内士は、5年に1度、観光庁が登録した研修機関が行う通訳案内研修を受けなければなりません。
受けない場合、都道府県は登録を取り消すことができ、取り消しから2年間は再登録できません。
研修の期限や受け方は、通訳案内研修の解説でくわしく紹介しています。
新人研修は登録とは別もの
通訳案内士の関係団体は、最終合格者を主な対象に新人研修会を毎年開いています。
ただし新人研修は各団体が任意で行うもので、受講の有無は都道府県での新規登録に影響しません。
どんな団体があるかは、通訳案内士の団体の解説で確かめられます。
登録後も語学は磨き続けたい
登録はゴールではなく、ガイドとしてのスタートです。
語学の練習相手が欲しいときは、講座やオンライン英会話を比べてみるのも一つの方法です。
通訳案内士ドットコム
独学に不安があるなら、講座やオンライン英会話を比べてみませんか
和文外国語訳の添削や口述試験の練習相手など、独学では用意しにくい部分だけでも講座やオンライン英会話を使うと準備が進めやすくなります。学び方の比べ方と、資料請求で講座を選ぶ時のチェックポイントをまとめました。
講座の選び方通訳案内士の講座の選び方を見る当サイト内の解説ページに移動します。講座の内容・料金・受講期間は各講座の公式案内でご確認ください。
登録情報の公開についても知っておくと安心です。
都道府県によっては、登録している通訳案内士の情報を言語別に公開しているところもあります(京都府など)。
観光庁も「通訳案内士登録情報検索サービス」を運用しています。
登録についてよくある相談
登録したあとの相談で多いのは、名刺の書き方と、自分の車で案内するときの決まりです。
質問サイトでよく見かける相談を、要約してお答えしますね。
相談1「登録したので名刺を作りたい。どう書けばいい?」
登録を受けていれば、名刺に「全国通訳案内士」と書けます。
名前の使い方は法律で決まっているので、登録を受けた後に作るのが安心です。
登録番号や登録した都道府県名をどう書くかは、登録証の記載に合わせるのが基本です。
書き方に迷ったら、登録先の都道府県の担当課に確かめてみてください。
観光庁は、資格がない人が使えない名前の例として「国家ガイド」「認定ガイド」「トップガイド」などを挙げています。
登録を受けた人は、正式な名前の「全国通訳案内士」を使うと誤解がありません。
相談2「自分の車に旅行者を乗せて案内したい。登録していれば大丈夫?」
通訳案内士の登録は、通訳案内をするための資格です。
車で旅行者を運ぶことは、別の法律が関わる可能性があります。
観光庁の通訳ガイドテキスト(初版)では、コンプライアンスの章で道路運送法が取り上げられています。
自分のやり方が当てはまるかどうかは、テキストを読んだうえで関係する窓口に確かめるようにしましょう。
通訳案内士の仕組み全体は、通訳案内士とは何かの解説で確かめられます。
よくある質問
通訳案内士の登録はどこに申請しますか?
住んでいる都道府県の知事あてに申請します。京都府のように登録の事務を関西広域連合に移している府県もあるので、自分の都道府県のページで窓口を確かめてください。
合格してから何年たっても登録できますか?
JNTOの施行要領では、登録に期限はないとされています。ガイドを始めたくなった時点で申請を考えても大丈夫です。
引っ越しをしたら手続きは必要ですか?
登録証に書かれた内容が変わったときは、登録事項変更の手続きがあります。必要な書類や申請先は、登録している都道府県の案内で確かめてください。
登録の手数料はいくらですか?
手数料の有無や金額、支払い方法は都道府県ごとに違います。申請する都道府県のページで確かめてください。
登録しないで通訳ガイドをしてもいいですか?
2018年の法改正で、資格がない人も報酬を受けて通訳案内ができるようになりました。ただし「全国通訳案内士」やそれに似た名前は、登録を受けないと使えません。
まとめ
- 試験に合格したあと、住んでいる都道府県知事あてに登録して全国通訳案内士になる
- 登録に期限はなく、登録すると全国通訳案内士登録証が交付される
- 窓口は自分の都道府県のページで確かめる(移管している府県もある)
- 登録後は変更・再交付・抹消の手続きと、5年ごとの通訳案内研修がある





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